強い還元剤として知られるビタミンCですが
デンプン溶液にヨウ素ヨウ化カリウム溶液を加えて青紫色にして、ビタミンCを加えると無色透明に戻りました。
これはビタミンCの還元力によるものでしょうか。
ここに酸化剤・還元剤の両方に用いることのできる過酸化水素を加えました。
共通イオン効果?によって過酸化水素は酸化剤として反応し、青紫色に戻るんじゃないかと思うのですが実際には変化がありませんでした。
これってビタミンCの還元力が強くて、ヨウ素イオンを酸化することができなかったからでしょうか。
しかしながら、FeCl3.apにチオシアン酸カリウムを加えてビタミンCで還元させたあとに過酸化水素を加えると黄褐色になりました。
これってビタミンCで還元されたFeCl3が過酸化水素によって酸化され、黄褐色のFe^3+になったからですよね?
これを考えると、先ほどのビタミンCの還元力>>過酸化水素の酸化力っていう考えが間違っているように思います。
用いた過酸化水素は3%、ビタミンC溶液は0.5g/リットルのもの、その他の溶液は3mlの純水に一滴ずつ加えた非常に希釈されたものです。
前者の反応で、青紫色に戻らなかった原因はどこにあるんでしょうか。
もしよろしければ解説をお願いします。
?強い還元剤として知られるビタミンCですが
強いかどうかは比較の問題です.このような表現はよく見ますが,何と比べてが曖昧です.たとえば,食品に一般的に含まれている物質の中では,などが省略されています.化学薬品なら,いくらでも強い還元剤はあります.
?デンプン溶液にヨウ素ヨウ化カリウム溶液を加えて青紫色にして、ビタミンCを加えると無色透明に戻りました。
これはビタミンCの還元力によるものでしょうか。
そうです.ビタミンCがヨウ素をヨウ化物イオンに還元しました.反応に使われた,ビタミンCは分解します.たくさん入れると残ります.[力]とは何ですか?
?ここに酸化剤・還元剤の両方に用いることのできる過酸化水素を加えました。
共通イオン効果?によって過酸化水素は酸化剤として反応し、青紫色に戻るんじゃないかと思うのですが実際には変化がありませんでした。
共通イオン効果は,この実験では,全く関係のない言葉です.
たぶん,ビタミンCをたくさん入れていたので,過酸化水素はビタミンCを酸化するのに使われたと推定されます.
過酸化水素をさらに追加すれば,発色があったと推定されます.試薬の濃度だけでなく,使用量を考える必要があります.
?これってビタミンCの還元力が強くて、ヨウ素イオンを酸化することができなかったからでしょうか。
意味不明の文ですが? ここでは,ビタミンCは還元剤です.酸化できません.
?これを考えると、先ほどのビタミンCの還元力>>過酸化水素の酸化力っていう考えが間違っているように思います。
還元力と酸化力を比較できません.全く次元が異なるものです.
今回の実験から,[ビタミンCは,ヨウ化物イオンよりも,過酸化水素で酸化されやすい]ということがわかったのではないかと推定されます.
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