100%フルーツジュースでちゃんとビタミンCって摂れるんでしょうか?成分表みてなぜかビタミンの欄がなかったりするので・・・。
ビタミンCは熱に弱いので、いくら100%ジュースでも殺菌などのために加熱処理されていたら、ビタミンCは含まれていないと思います。
(100%と言っても濃縮還元ジュースは加熱されていますので、熱に弱いビタミンはみな壊れているでしょうね)
なので、フルーツに含まれる天然のビタミンCではなく、後から合成したビタミンCを添加している場合も多いですが、
特に表示がなければビタミンCはあまり期待できないのかもしれませんね。
(ビタミンCが摂取できるのをウリにしているジュースは、いちいち“コップ1杯でレモン○個分のビタミンC!”とか謳っていますよね)
ビタミンCは熱に弱く、また人間の体内では合成されないため、摂取しないとすぐに不足してしまいます。
しかも水溶性で代謝されやすいものですから、例えばビタミンCを一度に1000cc摂取しても、
体内に必要な分だけ取り込んだら、あとの余剰分は尿や汗などでさっさと排出されちゃうのです。
そして、体内に取り込まれた分は2~3時間で代謝されてしまうので、一度に沢山摂っても無駄が多いって事ですね。
それより、少量を2~3時間おきに、小まめに摂るのが効果的な摂取の仕方だそうです。
ビタミンCは抗酸化作用が強く(食品の天然防腐剤にも使われるぐらい)、美白や美肌はもちろん、
抵抗力をアップして風邪を引きにくくしたりもします。
普段の生活から意識的に取り入れたいものですね。
食品成分表にはきちんと記載されていますよ。
(ジュースの表に記載されている成分表では記載は無いかもしれませんが)
バレンシアオレンジ(砂じょう生) V.C 40 mg
バレンシアオレンジ(濃縮還元ジュース)V.C 42 mg
(100g中)
と、成分表に記載されている分にはそう変わりはありません。
と言うのも、オレンジジュースをはじめ、市販飲料(飲料だけではありませんが)の殆どに「酸化防止剤」としてビタミンC(L-アスコルビン酸ナトリウム)が食品添加物として入っています。
(緑茶飲料などにも入っていますので今度表示を見てみてください)
ですので、本来の”果実そのもののビタミンCと同じビタミンC”であるかどうかは別として、全く入っていない訳ではありません。
また、栄養士が栄養計算する際には、100%ジュースのみ、普通の果物と同じとして計算する事が可能となっています。
ですが、普通の果物には食物繊維やミネラルなども含まれる上に、咀嚼・嚥下などヒトとして大事な消化活動を行います。
これにより胃腸の働きや身体の機能の保持・正常化をすると言う利点もあります。
100%ジュースでもビタミンCは摂取できますが、ジュースはあくまでも嗜好飲料として考えておいた方が良いと思いますよ。
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