2012年3月20日火曜日

ゼリー飲料の栄養表示とかで、ビタミンCなどの量が曖昧に表示されているのはなぜ...

ゼリー飲料の栄養表示とかで、ビタミンCなどの量が曖昧に表示されているのはなぜですか?

(23~80って感じで)







飲料で使用されるビタミンCは、その殆どが酸化防止です。

但し、実際、日本の栄養摂取状況をみた場合、ビタミンCは、あくまで平均値ですが、十分な摂取が行われている栄養素です。

又、ビタミンCは、イメージとしてビタミン類の代表的な存在であり、健康になる、風邪をひかない、肌がきれいになるなど、イメージも良好です



次に、日本の食品衛生法(食品添加物として)は、ビタミンCに酸化防止剤としての効果と、栄養強化剤としての効果を認めております。

従って、飲料の製造者が、酸化防止として使用した場合は、酸化防止剤=ビタミンCとなり、栄養強化的な使用をした場合は、強化剤=ビタミンCとなります。



現状、多くの飲料は酸化防止として使用していますが、ビタミンCの消費者イメージが良いことから、メーカーは、強化剤的な使用であると主張し、酸化防止剤としての表記はしておりません。

従って、お茶にもビタミンCが入ります。



その上で、実際は酸化防止剤となりますが、ビタミンCが酸化防止の働きをするメカニズムは、簡単に言えば身代わりです。

他の成分が酸化する時、例えばお茶が酸化する時にお茶に代わってビタミンCが酸化する事でお茶の成分が守られます。



従って、簡単にいえば、ビタミンCを添加しても、飲料中で酸化する為、ビタミンCがなくなります。

その量は、容器の中に残った空気を含め、飲料中にある酸素との反応の数値から判断したもので、全ての酸素と結合し酸化した場合は、最小の数字に、酸素と結合しない場合は、最大の数字となります。

0 件のコメント:

コメントを投稿