オロナミンCのCはビタミンC?
最近やたらとヘルシーとか保存料無添加をうたうCMが流れていると思いませんか?
例えばオロナミンCの黄色はビタミン、とかセブンイレブンのサンドイッチは保存料は一切入っていませんとか。
色々な分野の食品が一斉に無添加をうたいはじめたので、添加物に関する規制が緩和されたのではないかと思いますが、味も成分も変わっていないのに、それらが突然無添加扱いされているのが不自然に思えてなりません。
どういうからくりでそうなっているのか知っている方がいらっしゃいましたら教えてください。
お答えします。
添加物に関する規制は特に緩和はされていません。
企業が保存料無添加と謳っているのは、消費者を騙すためです。
一般の人なら保存料無添加と聞いて安心して買ってしまいますが、
実際のところ保存料無添加というのは「保存料以外の添加物は使用しています。」と言っているのと同じ事なのです。
例えば、セブンイレブンのサンドイッチの場合は、ハムには発色剤(亜硝酸ナトリウム)、着色料としてコチニール色素、が有害物質として含まれています。
亜硝酸ナトリウムというものは発がん性試験において特に毒性は認められていません。ただし、亜硝酸Naは,魚肉などの第二級アミンと酸性下で反応して,強い発がん物質であるニトロソアミンを生成します。
また、コチニール色素というものはピンク色をしたソーセージ類にはほとんどに含まれているといっても過言ではありません。コチニール色素は、サボテンに寄生する虫から抽出した色です。
発ガン性も疑われています。
このように保存料無添加の加工食品にも発ガン性が疑われる添加物は多く含まれている場合が多いのです。
セブンイレブンの場合、あえて「合成着色料無添加」ということになっていますが、
それは知識のあまりない消費者の「天然着色料なら安全そうだな。」という知識に付け込んでいるのです。
「合成着色料無添加」と言っておきながら、コチニール色素のように天然着色料であっても、
発ガン性が疑われている添加物を含んでいることもセブンイレブンとしては、言った事は守っているので問題はないのです。
特定の添加物だけを挙げて、使用していないという宣伝をする事は、
法律的にもグレーゾーンなので特に規制は出来ない状態なのです。
近頃少しづつ食の安全という事がメディアなどでも取り上げられてきたので、
企業としても安全性をアピールするためにどうすれば良いのか考えた結果、
このグレーゾーンに目を付けたわけです。
つまり企業の作戦勝ちです。
しかし、あと何年かしたらこの表示方法は規制の対象になる可能性があります。
「食品添加物不使用」でない限り、たとえ保存料が不使用だとしても、
保存料の危険度を超える危険物質が含まれている可能性は高いです。
>それらが突然無添加扱いされているのが不自然に思えてなりません。
についてですが、何度も繰り返しますが、保存料だけが無添加であり他の添加物は含まれていると考えてください。
食品添加物は大きく分けても
甘 味 料 食品に甘味を与える
着 色 料 食品を着色し、色調を調節する
保 存 料 カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防する
増 粘 剤
安 定 剤
ゲル化剤
糊 剤 食品に滑らかな感じや、粘り気を与え、分離を防止し、安定性を向上させる
酸化防止剤 油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくする
発 色 剤 ハム・ソーセージの色調・風味を改善する
漂 白 剤 食品を漂白し、白く、きれいにする
防かび剤 輸入柑橘類等のかびの発生を防止する
イーストフード パンのイーストの発酵をよくする
ガムベース チューイングガムの基材に用いる
香 料 食品に香りをつけ、おいしさを増す
酸 味 料 食品に酸味を与える
調 味 料 食品にうま味などを与え、味をととのえる
豆腐用凝固剤 豆腐を作る時に豆乳を固める
乳 化 剤 水と油を均一に混ぜ合わせる
pH調整剤 食品のpHを調節し品質をよくする
かんすい 中華めんの食感、風味を出す
膨 脹 剤 ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにする
栄養強化剤 栄養素を強化する
その他の食品添加物 その他、食品の製造や加工に役立つ
こんなにあります。この中のたった何個かだけが除かれたと考えてください(もちろん全ての添加物がふくまれている添加物などありませんが・・・)
話が長くなってしまい申し訳ありませんでした。
是非家庭に1冊、食品添加物事典を購入する事をお奨めします。
オロナミンCは「清涼飲料水」で、リポビタンDとかリゲイン、ユンケル等の「医薬部外品」とは違った商品です。医薬部外品では、表示の成分と含有量が細かく表示されいて、それが虚偽の表示なら処罰の対象にもなります。一方、清涼飲料水ではそうしたことはありません。また、健康食品を医薬品のように宣伝し問題が起きているのはご存知のことと思います。
食品添加物は「保存料」だけではありません。たとえ7-11のサンドイッチに保存料が入ってなくても、
ハムなどには発色材というように何かしらの添加物は入っているはずです。食品添加物は用途によって様々です。
15秒のCMの間に「保存料は一切入っていません」とメッセージしてくることを、受け手である消費者が「この商品には食品添加物を使っていない」と誤認しても不思議は無いと以前から感じていました。そうしたことではないですか?
オロナミンCの黄色はビタミンB2(リボフラビン)に因るものですが
食品衛生法によると、商品裏面の原材料表示は
着色目的で使用した場合…用途名(物質名)「着色料(ビタミンB2)」
栄養強化目的で使用した場合…物質名のみ「ビタミンB2」
と同じ物質でも用途によって表示が異なります。
おそらくオロナミンCでは栄養強化目的でビタミンB2を使用しているのでしょうから、ビタミンB2によって
黄色がついていても「着色料不使用」という表現で問題はないと思われます。
※おそらく~以降はあくまでも私の推察です。メーカーの見解がどうなのかは直接お問い合わせすることを
オススメします。
健康ブームの影響ではないでしょうか?
元々、無添加だったけれど、消費者がそんなに関心をもっていなかったから宣伝しなかっただけでは?
成分はともかく、無添加にしても味が変わるわけではありませんからね。
あとは、無添加にすることによって、賞味期限、消費期限が短くなっている可能性はありますね。
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