2012年3月13日火曜日

アスコルビン酸(ビタミンC)のほとんどを製造しているのは中国なのですか?

アスコルビン酸(ビタミンC)のほとんどを製造しているのは中国なのですか?

最近友人に聞いたのですが、アスコルビン酸(ビタミンC)を製造して

いるのはほとんどが中国で、日本にも流通しているというのです。

これは本当でしょうか?



最近、中国の様々な食品問題が報道されています。赤ちゃんのミルク

まで混ぜ物を入れて死亡者まで出ているようです。白い粉末であるア

スコルビン酸も、最近の状況を考えると残念ながら中国産は信用でき

ません。



もし、分かれば、国産でアスコルビン酸を製造しているメーカを教え

てください。そのメーカーのアスコルビン酸を買いたいです。ドイツ

産などでもいいです。今まで毎日ビタミンCを飲んでいましたが、国産

かどうかまでは意識していませんでした。



よろしくお願いいたします。







自民党の農家・漁師を虐めるような政策により、残念ながら日本の食品は7割が中国産です。



しかし果たして日本産ならば安全なのでしょうか?



残念ながらそうではありません。

最近では汚染米が当たり前のように市場流通している食品に使われていましたよね。

あの事件は日本の業者によるもので、この不正を隠ぺいしていたのは食品を厳正に審査しなければならないはずの農林水産省ではないですか。



国ぐるみで危険性のある食品を回してる日本は中国と似たようなものだと思いませんか?










別の掲示板でもほぼ同じような質問がありましたが、同様の回答をさせていただきます。

アスコルビン酸のほとんどは、中国で製造されています。

国内ではBASF(旧タケダビタミン)というメーカーが唯一残っていましたが、採算が全く採れないため国内唯一のヒカリ工場を閉鎖とし、現状品の売り切りを以って中国品に切り替わりました。

欧州(一部アメリカ)製のV.Cメーカーとしては、DSMという会社があります。これらは、あくまでV.C原体のメーカーですので、食品会社や、医薬品会社の輸入ディーラーでないと購入はできません。

(数百トン一括で買うというなら話は別ですが・・・)

ですから、どこの医薬品メーカーがどこの製剤をしようしているかは、問い合わせないとわかりません。

ちなみにV.Cに注目されているようですが、各種ビタミンやアミノ酸、その他有機酸、糖類、要は食品添加物のほとんどは中国製です。中には100%中国品のものも少なくありません。

また、注意しなくてはいけないのは「国産」の定義ですが、例えば海外で製剤にまで加工されたものをメーカーが輸入し、日本国内で異物検品を行ったり別の包材に詰め替えたりすれば、それは「日本産」となります。また、原体製造が国内であっても、原材料はほぼ海外です。

ビタミンCの原料は、通常発酵法による製造では澱粉ですから、現在はトウモロコシや各種タピオカが使用されています。

さらに、ビタミン類や糖類は医薬品、栄養サプリとして認識されがちですが、食品添加物として加工、保存の目的でかなりの食品に使用されます。例をあげれば、ペットボトルのお茶をはじめ、市販ドリンク類には酸化防止剤としてV.Cはかかせません。ビタミンB、E群も同様です。

昨今の品質保証問題で中国が取り沙汰されているのは事実ですが、我々は中国が無くなると、スーパーの食品がほぼ無くなるという悲しい現実に直面しています。

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